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筑波大学が、ヒスタミン受容体の心腎機能改善効果を発見

筑波大学が、ヒスタミン受容体の心腎機能改善効果を発見

アゴニストに保護作用がある

2020年1月27日、国立大学法人筑波大学生存ダイナミクス研究センターの共同チームは、ヒスタミン受容体アゴニストに心腎不全を改善する働きがあることを発見した。
この受容体は、認知機能障害やてんかん発作改善を目的として開発されたものであるが、他にも作用する。
本成果は、心腎関連疾病の発症メカニズムの解明や、炎症性腎臓障害の研究への応用が期待される。

心不全と腎臓機能の障害は関連性がある

アンジオテンシンII投与、片腎摘出、食塩水負荷により心不全を誘導するマウス(ANSマウス)を用いて実験を行ったところ、腎臓の機能障害が起きていることが分かった。
このマウスを詳しく調べていくと、心不全だけではなく、腎臓の濾過機能低下、構造変化、タンパク尿などの慢性腎臓病の症状が見られた。
逆に、アレルギーや炎症反応に関連するヒスタミンが増加しているマウスでは、心腎機能の悪化が認められなかったことから、ヒスタミン受容体が影響していると考えられる。

腎障害は心臓疾患を引き起こす

以前から心臓と腎臓の関係性があることが示唆されていたが、慢性腎臓病では、狭心症、心筋梗塞、心不全などの心血管病の発症リスクが高いことが明らかとなっている。
一方で、心血管病に罹ると、慢性腎臓病を併発する可能性が高くなり、長生きできないことが分かっている。
心臓と腎臓は互いに密接な関係にあることが分かるが、今後は今回の研究結果を含め、詳細な関係性が解明されることになると考えられる。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

筑波大学
http://www.tsukuba.ac.jp/

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