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大林組、「暑さ指数ウォッチャー」を建築現場に本格導入

熱中症ゼロをめざす

2019年7月31日、株式会社大林組は、作業現場内の複数箇所で暑さ指数WBGTを連続測定し、その情報を一元管理できるシステム「暑さ指数ウォッチャー」(以下、同システム)の本格運用を開始すると発表した。

地球温暖化が進むなか、労働基準局が2018年に公表した「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」よると、職場での熱中症による死亡者数が前年比2倍になるなど、その対策が不可欠となっている。

このようななか、建設現場では就労環境が時々刻々と変化するため、現場作業員の熱中症災害を防ぐためには、全ての作業場における熱環境を連続的に測定・把握し、その情報を分析・確認しながら、迅速に対応することが重要である。

「暑さ指数ウォッチャー」の概要

同システムは、日本工業規格に基づきWBGTを高い精度で計測し、作業強度などの与条件に応じたWBGT基準値を自動設定する性能などを有する。

さらに、計測データをリアルタイムでクラウドシステムに送信することで、施工管理者が一括管理するだけでなく、各作業現場の職長などが各自作業環境を認識し、適切な熱中症対策を施すことが可能となる。

なお、WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature、湿球黒球温度)とは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に与える影響の大きい「湿度」、「日射・輻射など周辺の熱環境」、「気温」の3つを取り入れた指標だ。

「暑さ指数ウォッチャー」の運用の流れ

同社は、すでに現場や工場で働く作業者を対象に同システムを導入しているが、2018年度までは、WBGT基準値を「作業者に関する指針」に基づく値のみに対応していた。

一方で、熱中症災害は労働環境に限らず、学校での授業時や高齢者の在宅時などの日常生活や、競技場や体育館などの運動時においても発生するリスクがある。

このため、同システムに日本体育協会や日本生気象学会などで定められた「運動に関する指針」に基づく2つの基準値も利用できる機能を追加し、学校やスポーツ施設など、労働環境以外でも使用できるようにした。

同社は、同システムを全国の約300ヵ所の建築現場に本格運用するとともに、作業環境以外への「暑さ指数ウォッチャー」の普及についても推進し、熱中症災害の撲滅をめざすとしている。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

大林組 プレスリリース
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20190724_1.html

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