ジェグテック ヘッドライン|毎日、中小企業に関するニュースを中心に、約10名のライターが独自の視点でおまとめ中。次のビジネスのヒントがあるかも!要チェック!

不二WPC 独自の表面処理技術で33万個の大腸菌を減らす技術発表

大腸菌を減らす「WPC技術」

株式会社不二WPC(神奈川)は、自社のホームページで新開発の表面処理技術手法で、33万個の大腸菌を減らせる記事が7月2日(火)付け日刊工業新聞に掲載されたと発表した。

不二WPCは、従業員わずか17名の金属表面処理、コーティング技術を得意とする企業。

高い金属表面処理技術を武器に、得意先は食品、車、装置、化粧品の企業と多岐にわたる。

記事の発表内容では、実績のある金属表面処理である「WPC技術」が使われている。

大腸菌を大幅に減らした裏付けとして、神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)でJIS規格の試験を実施した。

結果、33万個の大腸菌を試験片に置き、8時間後シャーレで大腸菌を培養したところ、大腸菌の数がゼロになった。(写真下、左が大腸菌あり、右が大腸菌なし)

また、日本工業規格(JIS)基準の試験では高い抗菌効果の結果を残した。塗料や薬剤を使わないため、剝離や耐性菌発生の心配がない。

現在では、大腸菌がなぜ減るか不明なところもあるため、メカニズムを大学等と共同で研究する予定だ。

不二WPCは、食品関連向けとして、今回の技術を「マイクロディンプル処理」と名付けて提案していく。

WPC技術とは2つの意味がある。

Wide Peening and Cleaning(幅広く 打ちつけて 清掃する)又は、Wonder Process Craft(不思議な、驚くべき 工程の 特殊技術)だ。

技術の内容は、金属製品の表面に、目的に応じた材質の微粒子を圧縮性の気体に混合して高速衝突させる表面改質技術。

粒子の高速衝突により、材料表面の局所領域に多方向・多段・非同期の強加工を導入する。その結果、金属の表面には緻密(ちみつ)な組織が形成される。

加工前の金属と比較すると、より表面を強化できる。

また、表面形状を微小ディンプルへ変化させることで摩擦摩耗特性を向上させている。

切削工具、機械部品、金型等の強度と機能を向上させる表面改質加工技術として、産業の幅広い分野で利用することができる。

今回の大腸菌を減らす場合は、金属とは異なる加工対象物(シートなど)の表目に、金属とは異なる条件で、表面にぶつける粒子や条件を工夫している。

大腸菌だけではなく、食中毒の要因となるサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌についてはも現在試験を実施中だ。
(画像は不二WPC ホームページより)

▼外部リンク

不二WPC
https://www.fujiwpc.co.jp/

関連記事

ジェグテックを見る

ジェグテックヘッドライン

毎日、中小企業に関するニュースを中心に、約10名のライターが独自の視点でおまとめ中。次のビジネスのヒントがあるかも!要チェック!


ジェグテックとは

ジェグテックで商機をつかめ!

J-GoodTechプロモーション

アーカイブ