LIXIL、IoT宅配ボックスによる実証プロジェクトの中間結果を発表

2019年5月よりモニター調査を実施

2019年9月24日、株式会社LIXILは、東京都江東区・江戸川区で進めている『IoT宅配ボックスによる再配達削減「CO2削減×ストレスフリー」実証プロジェクト』(以下、同プロジェクト)について、2019年5月より実施しているモニター調査(以下、同調査)の7月までの中間結果を発表した。

同プロジェクトでは、外出先からでも配達確認などができるIoT宅配ボックスを、東京都江東区・江戸川区の戸建住宅約100世帯に無償で設置し、再配達の削減によるCO2の削減効果やユーザーのストレスの変化などを検証する。なお、同プロジェクトは、2020年3月31日まで継続される。

また、同調査は、同プロジェクトの対象住宅に対して、2019年5月1日~7月31日の期間、アンケート調査により実施し、回答数は98世帯であった。

IoT宅配ボックス 宅配実証プロジェクト 中間結果の概要

約8割のユーザーがIoT機能について便利さを感じ、項目別の満足度は、「スマートフォンでの荷受け通知」83.7%、「荷物の投函・取り出しなどの履歴確認」75.5%が特に高い。また、荷受け通知、投函・取り出しの履歴確認、録画などのIoT機能を頻繁に使用したユーザーほど再配達率10%と、再配達削減に貢献している。

宅配便の受け取りに関しては、「再配達を依頼する手間が減った」91.8%、「必要な時に荷物が受け取れるようになった」91.8%、「配達時に待機することが減った」88.8%など、ストレスに改善がみられる結果となった。

また、再配達に伴う労働生産性の低下や、CO2排出量の増加などの“再配達における社会問題”についての関心が、8割以上のユーザーにおいて高まっていることが分かった。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

LIXIL プレスリリース
https://newsrelease.lixil.co.jp/news/pdf/2019092401.pdf