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アルコール依存症治療薬が、がんを抑制することを発見

マクロファージを調節する

2020年1月30日、東京理科大学、熊本大学、千葉県がんセンター研究所、東京大学創薬機構などの研究グループは、アルコール依存症の治療薬であるジスルフィラムが、がんを抑制する働きがあることを発見した。
免疫細胞の動きに関係する、細胞内タンパク質FROUNT(フロント)の働きを阻害する成分がこの治療薬に含まれているが、投与することで、がんの増殖を抑えることが可能である。

現在の免疫療法では効果が低い

現在有効とされる、免疫療法のひとつである「免疫チェックポイント阻害薬」は、有効性が認められているが、患者全体の約3割にとどまる。
残りの7割の患者は、がん細胞にマクロファージが見られる場合では効果がほとんど無いことが確認されている。
研究グループは、マウスを用いた実験で、マクロファージを制御するFROUNTを欠損させた場合、がん細胞の増殖が抑えられたことからFROUNTを抑制する作用を持つ創薬をスクリーニングし、アルコール依存症治療薬を特定した。
なお、治療薬である「ジスルフィラム」と免疫チェックポイント阻害薬を併用した、新しいがん治療方法が確立すると期待される。

マクロファージが裏切る

免疫細胞であるマクロファージは、本来は外部からの病原菌や異常を起こした細胞を退治するが、がん細胞が多くいる環境では、がんへの栄養を誘導したりと裏切り行為を働くことがある。
こうなってしまうと、がん細胞の増殖を抑制することが出来なくなるため、マクロファージの働きを止める必要がある。
今回発見した創薬の臨床試験はすでに開始されており、有効な結果が待たれる。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

東京理科大学
https://www.tus.ac.jp/

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