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日精樹脂工業 植物由来の素材を使用した世界最薄射出成形技術の実用化へ

オールPLA化に向けて

日精樹脂工業は2019年8月6日(火)に、植物由来の環境対応素材「ポリ乳酸(PLA)」の用途を拡大するための射出成形技術を実用化することを発表した。

世界各国で、プラスチック容器に対する規制が広まっている。

フランスでは、2020年以降生物由来の素材を50%以上含み、プラスチック容器が都市ゴミや下水汚泥などを発酵、腐熟(ふじゅく)させ肥料にするコンポストを用いて堆肥にできない場合、使用が禁止される。

石油系プラスチックに変わる材料は、トウモロコシやサトウキビを原料とするPLAが注目されている。

しかし、石油系プラスチックと比較して、耐熱性と耐衝撃性が低い。また材料として成型する場合に押し出し成形や深物成型に向かない特徴がある。

現状のPLA用途は、包装用フィルムや農業用シートで使われるのが大半になっている。

日精樹脂工業では、プラスチック容器の中で使われている、石油系のプラスチックを、PLA100%に置き換えることを目標としている。

そして、今回の発表では、射出成形技術の薄肉容器成形技術を開発及び実用化した。

射出成形技術の一歩先へ

従来の課題は、通常のPLA成形では、流動性が著しく低い。特に薄い製品を加工するときには金型全体に充塡(じゅうてん)できないうちに固化が始まり、成形不良となるケースが多い。

新技術では、物質に圧力と熱を加え続けることで、気体とも液体とも区別がつかない状態を意味する、「超臨界状態」にする。

超臨界状態のCO2を溶融状態のPLAに混入する。その結果、流動性を確保することに成功した。

射出成形では世界で最も薄い0.65ミリメートルの薄肉容器成形を実現、加えて優れた透明性までも確保している。

日精樹脂工業グループは、「プラスチックを通して人間社会を豊かにする」を経営理念に掲げる。

循環型社会の実現に向けて、PLAの普及拡大と社会のインフラ整備を進めていく。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

日精樹脂工業
https://www.nisseijushi.co.jp/

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