J-GoodTech新規登録はこちら

TMAOがモータータンパク質を安定駆動させることを発見

TMAOがモータータンパク質を安定駆動させることを発見

深海生物が利用するTMAO

2020年1月16日、北海道大学と福岡大学の共同グループは、トリメチルアミンN-オキシド(TMAO)にモータータンパク質の運動を活性化する作用があることを発見した。
このTMAOは、深海生物が利用する浸透圧調整物質であり、本研究により、人工的に構成された生体分子モーターへの応用が期待される。

電磁気モーターに代わる生体分子モーター

生体分子モーターは、体のあらゆる場所で運動を行うために機能することで知られており、化学エネルギーを力に変えることができるのが特徴である。
この生体分子モーターを人工的に再構成することで、従来の電磁気モーターに変わるものとして期待され研究が進められている。
しかし、人工的に作られた生体分子モーターは、熱に対する安定度が低く高温化では使い物にならない。
これを改善するために、熱水噴出孔など高温環境下でも生息できている深海生物のTMAOに注目したわけである。

生物由来の機能研究は今後も増えていく

今回の研究のように、生物由来のタンパク質や酵素の特性を利用するケースは増えていく。
まだ知られていない、機能的に有効利用できる可能性もあり、今後は分子ロボットなどへの材料研究に役立つと考えられる。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

北海道大学
https://www.hokudai.ac.jp/news/2020/01/post-612.html

すべてカテゴリの最新記事