研究開発取り組み開始の経緯
当社というよりは私個人が以前よりFRP製品の穴あけに使用するドリルは、鋼材用を研いで使用していました。その作業は難しく一般的ではないと各方面の方々から指摘されたのがきっかけです。
研究開発で得られた成果
逃げ角の異なるドリルを用いたFRP穴あけ工程のハイスピードカメラと赤外線カメラによる観察に加え、加工により発生する切り屑を熱分析技術によって評価を行った結果、ドリル形状や回転数の条件違いと切り屑の発生形態や加工熱との関係、並びにこれら条件の違いによるFRP劣化への影響に関し、従来解明されていない部分までわかったことが最大の成果です。