セツロテック研究員らが肢芽組織の蛍光レポーターニワトリ系統の作出に成功

研究成果

このたび、株式会社セツロテック(本社:徳島県徳島市、代表取締役:竹澤慎一郎、以下「セツロテック」)の陳奕臣(チェン・イーチェン)研究員と、九州大学大学院理学研究院(以下「九州大学」)の熱田勇士講師、徳島大学先端酵素学研究所(以下「徳島大学」)の竹本龍也教授らの研究グループは、肢芽組織の蛍光レポーターニワトリ系統を世界に先駆けて樹立することに成功しました。ニワトリ始原生殖細胞、組織特異的プロモーター、トランスポゾン法などを組み合わせて、本研究で作出したトランスジェニックニワトリでは、肢芽の四肢前駆細胞 (LPC) と外胚葉性頂堤 (AER) が特異的に蛍光標識されています。今回作製したニワトリ胚を四肢研究の実験モデルとして使うことで、LPC あるいは AER の形成および維持機構に関する研究が一層進むことが期待されます。

 研究内容の詳細については、九州大学の以下のプレスリリースを参照ください。
https://www.sci.kyushu-u.ac.jp/koho/topics/topics_250116.html

論文情報

本研究は、九州大学の熱田勇士講師、齋藤大介教授、徳島大学の竹本龍也教授らとの共同研究として実施され、研究成果は国際学術誌「Developmental Biology」に 2025 年 1 月 8 日 (水) にオンライン掲載されました (https://doi.org/10.1016/j.ydbio.2025.01.003)。

【論文情報】
掲載誌:Developmental Biology
タイトル:Generation of a transgenic chicken line with reporters for limb bud mesenchyme and apical ectodermal ridge cells
著者名:Yuji Atsuta#, Yi-Chen Chen, Yuna Hattori, Tatsuya Takemoto, Daisuke Saito
DOI:10.1016/j.ydbio.2025.01.003

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社セツロテック 担当:高橋
E-mail:pages@setsurotech.com

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株式会社セツロテック

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