海洋生分解性バイオマス複合プラスチックで漁具を作る
アイ-コンポロジーは、各種バイオマス粉と複数の生分解性ポリマーを自由に組み合わせて混合し、生分解速度の調節と成形方法が選べるプラスチック材料を作りました(登録特許３件)。海のプラごみの大半を占める漁具や養殖具の試作も行いました。射出成形をはじめ、世界で初めて比較的大きなブロー成形にも成功しました。広く用途展開の企画を求めています。もちろん土壌やコンポストではさらに速い生分解が可能ですので、陸上での用途アイデアもＯＫです。
生分解は普通の分解とは一味違います
海のプラスチックごみは、波で砕かれ紫外線で分解してマイクロプラスチックをつくります。これが食物連鎖で人間にも有害といわれます。生分解は、自然界のある種のバクテリアが酵素で分解し最後に自分のエサとして食べてしまい、マイクロプラを残しません。海水中はバクテリアの種類と量がたいへん少ないため、生分解可能なポリマーはほんの数種しかありませんが、そのいくつかと木粉などのバイオマスを組合せて、ほとんど植物由来の生分解性プラ材料を作りました。
