エルコムが「北国の省エネ・新エネ大賞」受賞
~企業のプラスチックごみ排出削減に期待~


e-PEP システムの主要装置

株式会社エルコム(本社:北海道札幌市、代表取締役:相馬 督)は、自社で開発したプラスチックリサイクルシステム「e-PEP」を活用した、「使用済プラスチック発生元での分散型クリーンエネルギー利用
による省エネ効果」において、経済産業省北海道経済産業局より、令和3 年度「北国の省エネ・新エネ大賞(北海道経済産業局長表彰)」優秀賞を受賞した。
化石燃料を減らし、環境に負荷が少ないリサイクルモデルを構築し、今後の全国への波及に期待するとして高い評価をいただいた。

新たなリサイクルモデルを構築

企業から出るプラスチックごみを廃棄するのではなく、その場で資源に変え、今までにない自社完結のエネルギーとして利用するリサイクルモデル。

1 台当たりの効果
・プラスチックごみ100t の排出削減
・重油換算で約90,000L 相当の化石燃料削減
・290t-CO2 の温室効果ガス削減※
(スギの木20,000 本が年間で吸収するCO2 量に相当)


e-PEP システムを活用したリサイクルモデル

再生が難しい海洋プラスチックや汚れたトレー、多層フィルム等に対しても有効なモデルである。地域内、又は自社内でエネルギーとして高効率に有効利用することはCO2 を大幅に削減でき、プラスチック資源
循環促進法でも掲げられている排出抑制、再資源化に新たな選択肢を生むシステムである。
※外部監査法人によるシステムの導入と従来の大型施設による熱回収・単純焼却と比較した場合のLCA の分析による数値。スギの木1 本あたり14kg-CO2 をもとに試算。

今後の展望について

プラスチックの有効利用率向上を目指すうえで、プラスチックの種類や状態に合わせた現実的な有効利用を促進しながら、分散型エネルギー有効利用モデルが一つの選択肢となるように取り組んでいきたい。このモデルは雇用創出・産業の活性化などの地方創生につながり、併せてプラスチックだけではない、化石燃料の削減という大きい課題にアプローチする。
また、海洋プラスチック問題にも積極的に参画し、海洋への流出抑制だけではなく、海岸に漂着したプラスチックも有効利用することで、再流出防止にも取り組む。この両面からの取り組みで海洋プラゼロを目指すクリーンオーシャンプロジェクトを展開中。
今回の受賞を機に、北海道の省エネルギーに貢献するものとして、道内の企業・自治体とも連携を取りながらe-PEP イノベーション普及に努め、プラスチックの循環利用と持続可能な社会の構築のため尽力していきたい。

「北国の省エネ・新エネ大賞」とは

「北国の省エネ・新エネ大賞」は、省エネルギーの推進と 新エネルギーの導入促進を目的に、 北海道における省エネルギー・新エネルギーに関する有効利用、開発及び普及に係る取組において、 他の模範となる組織等を北海道経済産業局が表彰するもの。
経済産業省 北海道経済産業局 受賞発表 HP:https://www.hkd.meti.go.jp/hokne/20220125/index.htm

当システムの他の受賞歴

第8回日本ものづくり大賞『地域貢献賞』
令和2年度北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞「新エネルギー部門大賞」
第5回ジャパンSDGsアワード『特別賞』 等

エルコムについて

『Future for Earth ~すべては次世代のために』をビジョンに地球環境や社会のニーズに寄り添い、独自の発想と技術力で新たなソリューション開発を行う創造開発型企業。

【会社概要】
会社名:株式会社エルコム
所在地:札幌市北区北十条西 1 丁目 1 0 番地 1
代表取締役:相馬 督
設立:1991年4月5日
URL:http://www.elcom-jp.com/
事業内容:環境機器 産業機械開発・製造・販売

【e-PEP システムについて】
システム詳細は、QRコードを読み込んでご覧ください。

https://www.elcom-jp.com/e-pep

【本リリースに関する報道 お問い合わせ先】
株式会社エルコム
環境ソリューション部 営業企画推進課 ドイル 内田
TEL:011-727-7003 FAX:011-727-7004
e-mail:aqa@elcom-jp.com

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https://www.elcom-jp.com/2022-0125