「GFRP向けガラスマット材0°/90°異方性が引張特性に与える影響」ENG-REPORT-016を公開しました。

ガラスマット方向による異方性

今回の技術レポートではGFRPハンドレイアップ工法で扱う強化材のうち、最もポピュラーなチョップドストランドマットにフォーカスしました。
一般的にランダムに配向したガラスマットは易成形性に加え、異方性も少ないとされている。しかし、現場での経験からガラスマットには、ガラスマットのロールの引き出し方向とその垂直方向で異方性があることがわかっています。
当社ではその異方性について定量的に評価を行いましたが、大変興味深い結果を得ることに成功しました。
現在FRPに関わっている方々、今後FRP材料をご使用になる予定の方々には是非一読していただけると幸いです。

背景概要

GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)は、規定長さにカットされたチョップ材をランダムに配向したガラスマットを強化繊維に、マトリックス樹脂に不飽和ポリエステルを用いた複合材料である。ランダムに配向したガラスマットは易成形性に加え、異方性も少ないとされている。しかし、現場での経験からガラスマットには、ガラスマットのロールの引き出し方向とその垂直方向で異方性があることがわかっている。ただし、その異方性について定量的に評価を行ったことは無いのが現状である。

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株式会社FRPカジ

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