セツロテック、日本エスエルシーとの提携へ ~国内大手ブリーダーがゲノム編集の普及を全面サポート~

ゲノム編集受託サービスを提供する株式会社セツロテック(本社:徳島県徳島市、代表取締役:竹澤慎一郎、以下「セツロテック」)と国内大手ブリーダーで実験動物の供給事業者である日本エスエルシー株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役:髙木博隆、以下「日本エスエルシー」)とはこのほど、今後の事業拡大における相互補完的な関係強化のため、広く事業提携をすることで合意した。両者は今後、ゲノム編集による実験動物の作出や飼育・繁殖・供給など関連分野での幅広い事業提携を通じ、シナジー効果を高めて国内ゲノム編集受託業界の発展へ寄与し、相互事業に資することを目指す。

【本提携について】

セツロテックはゲノム編集技術を活用して遺伝子改変マウスを作成する受託サービスを展開しています。本提携により高度SPF施設の利用や大規模な繁殖計画など含め、さらに広くユーザーのご要望に応え得る柔軟なサービス体制を整えることが可能となります。

【セツロテックについて】

セツロテックは、徳島大学で培った技術とノウハウを基に2017年に創業した、徳島大学発ベンチャー企業です。徳島大学の竹本龍也(代表取締役会長CTO)らは、2015 年に「ゲノム編集マウスを簡便にかつ高効率に作製できる手法」を開発しました(特許6980218号)。また、徳島大学の沢津橋俊(取締役CSO)は、培養細胞で高効率ゲノム編集を実現するVIKING法を開発しました(特許6956995号)。さらに、独自の新規ゲノム編集因子ST8(特許7113415号)を開発し、医療分野のほか、農業や畜産分野において品種改良を高速化する研究開発を進めています。セツロテックは、これらの独自技術を活用し、アカデミア・企業の研究者向けのゲノム編集受託サービスを展開するほか、ゲノム編集生物を広く産業界に提供し、ゲノム編集産業を開拓することを目指すPAGEs(Platform App(lication) using Genome Editing by Setsurotech)事業を展開しています。『徳島をゲノム編集産業発祥地に』というビジョンを掲げ、地域産業に貢献していきます。

【日本エスエルシーについて】

 日本エスエルシーは1949年、高木実験動物飼育所として浜松に創業されました。以来70年に渡り実験動物のプロバイダーとして生産販売を担って参りました。2005年には、これまで以上に充実したお客様のご研究のサポート体制を構築するためバイオテクニカルセンターを設立。遠州人のチャレンジ精神の象徴である「やらまいか」を合言葉に日々業務に邁進しております。今後も実験動物のプロバイダーによる受託試験施設として、自社が有する多種多様な実験動物を用いたスピーディーな業務を経験豊富なスタッフにより遂行して参ります。

◆セツロテックの概要
1. 商号:株式会社セツロテック
2. 代表者:代表取締役 竹澤 慎一郎
3. 所在地:徳島県徳島市蔵本町3丁目18番地の15 藤井節郎記念医科学センター
4. 設立:2017年2月22日
5. 主な事業の内容:ゲノム編集による研究支援サービスならびに新品種の事業化
6. URL:https://www.setsurotech.com/

◆日本エスエルシーの概要
1. 商号:日本エスエルシー株式会社
2. 代表者:代表取締役 髙木 久宜
3. 所在地:静岡県浜松市西区湖東町3371番地の8
4. 設立:1949年4月1日
5. 主な事業の内容:実験動物の生産販売・動物試験受託
6. URL:http://www.jslc.co.jp/

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社セツロテック 担当:竹澤
E-mail:sales@setsurotech.com

日本エスエルシー株式会社 担当:吉田
E-mail:y.yoshida@jslc.co.jp

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