CBNホイールとは?CBNホイールの種類と特徴、加工事例まとめ

鉄系金属の量産加工に適したCBNホイールの種類と特徴、実際の加工事例をまとめました

CBNは、立方晶窒化ホウ素(cubic Bron Nitride)の頭文字をとった化合物で、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇ります。そのCBNを使った、高効率・高寿命の超砥粒ホイールが「CBNホイール」です。
近年では、航空宇宙産業向けの耐熱合金や、金型向けのハイス鋼の研削ニーズの高まりで、CBNホイールの需要も増加しています。
このコラムでは、材料によるダイヤモンドホイール・CBNホイールの使い分けや、CBNホイールの種類、その加工事例についてご紹介します。

超砥粒ホイール(ダイヤモンド・CBN)について

研削砥石とは、高速に回転させて砥石に含まれる砥粒と呼ばれる硬質の細かい粒を多数の切れ刃にして加工する回転工具です。加工物を削って加工物を除去する工具になり、一般的な切削回転工具と比べて切れ刃の数が非常に多くランダムに切れ刃が配置されているため、良好な仕上げ面が得やすく工具寿命が長く精度の高い加工に向いた工具になります。
また、砥粒層と呼ばれる砥粒が含まれる一定の厚みの層があるため、工具摩耗が進展していっても砥粒層の厚み分は継続して使用できるのが回転切削工具とは異なる工具になります。
研削砥石には、SiC(炭化ケイ素)やアルミナなどの砥粒を使った「一般砥石」と、ダイヤモンドやCBNの砥粒を使った「超砥粒ホイール」があり、主に研削盤をはじめ、研磨機や自動機などの機械に装着して使われます。
(一般的に「ホイール」と呼ぶときには、超砥粒ホイールを指します)

超砥粒ホイールは一般砥石とくらべ高価ですが、工具寿命や精度の点でメリットがあり、用途によって使い分けることが、生産性向上のポイントとなります。

▼J-GoodTech 企業ページ

株式会社東京ダイヤモンド工具製作所

▼掲載元リンク

株式会社東京ダイヤモンド工具製作所 コラム