JIS K 5600-6-1によるFRP耐食塗料とフッ素塗料の耐薬品性比較評価

耐薬品製塗装

酸や電解質水溶液による金属母材の腐食を回避する目的で、塗装を行うことがある。ガラスフレークとビニルエステル樹脂を組み合わせた塗料はFRP(繊維強化プラスチック)の一種であり、高い耐腐食性を有することが分かっている。しかしながらフッ素塗装など、他の耐食塗料との耐腐食性能の比較データは不足しているのが現状である。よって、JIS K 5600-6-1を参考に塗料の耐腐食性を評価することとした。

FRP特殊塗装工法

濃塩酸に半浸漬したFRP耐食塗料を塗装したSPCCは変化が見られなかった一方、フッ素塗料を塗装したものは塗膜膨張とSPCCの顕著な腐食が認められた。また、水酸化ナトリウム、塩化ナトリウムの水溶液にそれぞれ浸漬したFRP耐食塗料を塗装したSPCCにも、腐食の痕跡は見当たらなかった。

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