~突然の津波や河川氾濫でも通勤通学リュックが1分でライフジャケットに~
私は兵庫県丹波市在住の細川晋と申します。全国のドクターヘリ・ドクターカー・救急車などで使用される救急医療用資機材バッグを、現場スタッフの求めに応じてフルオーダーで企画製作する仕事を行っています。
この度表記の新型防災バッグを開発し、今年4月より受注を開始したいと思いますのでお知らせいたします。
近年災害が多発しています。2011年の東日本大震災、昨年の能登半島地震では大きな津波被害が発生し多くの方々が犠牲となりました。さらには30年以内の発生率が80%に引き上げられた南海トラフ地震も大きな懸念材料となっています。他方巨大化する台風などによるゲリラ豪雨の影響で各地の河川が氾濫し、こちらも多くの大切な命が失われています。
そんな様子を見ていると、救急バッグメーカーとして「バッグのチカラで何とか人々を救えないか」という想いが湧きあがり、オリジナルバッグ作りが得意な自分が何とかしてやる!と強く思い、昨年の早春、開発に着手しました。これが今回の防災バッグを開発した経緯です。
さて、新しい防災バッグを製作するに当たり災害時だけしか使えないモノでは意味がありません。日常いつも自分の身の回りにあって活躍しつつ、突然襲ってくる災害時にはその真価を発揮し、更なる大活躍をしてくれる。そんなバッグをイメージし、次の点に留意しながら試行錯誤を繰り返しました。
⑴通勤通学リュックとして十分に使える機能とサイズがあること
⑵南海トラフ地震では早ければ発災後わずか4分程度で10mを超える津波が押し寄せる箇所もあるそうなので、バッグから救命胴衣への変形も1分程度で行えること、簡単であること。
⑶万一の落水時に確実に浮かぶこと、外れないこと、両手両足が自由に動かせること、さらに発見されやすいこと
リュックサックを救命胴衣に変形することは思いのほか難しかったのですが、近所のプールで浮力実験を繰り返し、やっとカタチにすることが出来ました。
名付けて「LIFE BOX」。このバッグを一人でも多くの皆様に使って頂き、大切なご自分の命を守っていただきたいと思います。 【意匠登録出願中】
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