三菱鉛筆、石灰石から生まれた「減プラ」ボールペンを新発売

プラスチックの代替

2019年09月03日、三菱鉛筆株式会社(以下、三菱鉛筆)は、株式会社TBM(以下、TBM)が開発した石灰石を主原料とする新素材「LIMEX(ライメックス)」(以下、同素材)を用いた、油性ボールペン「uni LIMEX」(以下、同商品)を9月27日(金)に新発売すると発表した。
マイクロプラスチックを主要因とする海洋汚染、ごみを焼却することによるCO2やその他の有害物質の発生など、環境問題が深刻になるに伴い、使い捨てプラスチックを巡る議論が国際的に高まっている。
このようななか、三菱鉛筆とTBMは、2018年9月に資本・業務提携を結び、同素材を用いた商品の実用化に向けて開発を推進してきたとのこと。
なお、同素材は、埋蔵量が豊富で、日本では100%自給自足できる石灰石を主原料とし、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む無機フィラー分散系の複合材料で、劣化しにくく、リサイクル性能が高いため、紙やプラスチックなどの代替材料として期待されている。

油性ボールペン「uni LIMEX」の特長

同商品は、軸材に同素材を用いることで、同型の従来品と比べ、石油由来のプラスチックの使用量を大幅に削減しているうえに、リフィルを何度でも替えて使用できるため、使い捨てることがない。
しかも、同素材は、紙の代替材料として使用されるLIMEXシートを製造する際に発生する端材を再利用したもので、資源を無駄なく活用している。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

三菱鉛筆 プレスリリース
https://www.mpuni.co.jp/