豪州における未利用褐炭の有効利用と日本における水素社会の構築に貢献
2019年11月7日、電源開発株式会社(以下、Jパワー)は、「豪州・ビクトリア州ラトロブバレーの褐炭から製造された水素を液化し、日本へ輸送する国際的な水素サプライチェーン構築の実証事業」(以下、同プロジェクト)において、Jパワーが担当する設備の建設予定地(ラトロブバレー)で、定礎式が実施されたと発表した。
同プロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開機構および豪州政府の補助金を受けて、技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(以下、同推進機構)と豪州側のコンソーシアム(以下、同コンソーシアム)が参画している。
なお、同推進機構には、川崎重工業株式会社、Jパワー、岩谷産業株式会社、シェルジャパン株式会社、丸紅株式会社、およびJXTGエネルギー株式会社が参画している。
また、同コンソーシアムは、川崎重工業株式会社、Jパワー、岩谷産業株式会社、丸紅株式会社、住友商事株式会社、AGLにより構成されている。
Jパワーは、同プロジェクトを通じて、豪州における未利用褐炭の有効利用および日本における水素社会の構築に貢献していくとのこと。
水素サプライチェーン構築の実証事業概要
同プロジェクトでは、褐炭ガス化・水素ガス精製・液化水素製造・液体水素運搬船・液体水素荷揚基地に関する実証事業を実施するとともに、水素サプライチェーンの商用化に関して検討する。
また、Jパワーは、これまで培ってきた石炭ガス化の知見を活かし、褐炭ガス化・水素ガス精製設備を担当するとしている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
Jパワー ニュースリリース
http://www.jpower.co.jp/