売場の改善や省人化に対応して、店頭販促を促進し接客を支援
2019年11月28日、凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)は、AWL株式会社(以下、AWL)とともに、店舗における来店客の行動や特性にあわせて広告を自動最適化するAIカメラを活用した自動販促プラットフォーム(以下、同プラットフォーム)を開発し、実証実験を実施していると発表した。
少子高齢化による人手不足が懸念されるとともに、働き方改革が進められるに伴い、小売業界においても、人材確保や店舗販促での売上拡大に向けた負担軽減が喫緊の課題となっている。
このようななか、凸版印刷は、AIカメラを活用したサービスで高い技術を有するAWLの協力のもと、AIカメラ技術と、凸版印刷のCRM技術やデジタルサイネージなどの店頭表現デバイスを組み合わせて、同プラットフォームを開発した。
同プラットフォームを活用することで、販促活動のターゲティング精度を向上し、売場の改善による売上の拡大や、省人化に対応した店舗での販売促進・接客の支援が図られるとしている。
自動販促プラットフォームの実証実験概要
同プラットフォームは、来店客の性別や年齢などの属性情報でユーザー識別を行い、来店客が店舗内の立ち寄った売場などの回遊状況から分かる行動特性に合わせて、最適な商品広告をデジタルデバイスへリアルタイムに配信することが可能だ。
また、購買を検討している来店者の属性情報と行動特性に基づいて最適な商品を勧めることで、購買意欲に大きな影響を与えることができるとのこと。
同実証実験は、凸版印刷内の売店において、凸版印刷の従業員(20~50代男女)を対象とする店頭出口アンケート調査により、同プラットフォームを用いた来店者への効果・受容性評価の調査を、2019年10月より実施している。
(画像は凸版印刷株式会社ニュースルームより)
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