スマホやサイネージから施設の混雑状況をリアルタイムで把握できるサービスを開発

ランチタイムなどは長時間待たされる場合もある

2020年2月7日、凸版印刷株式会社は、施設の混雑状況をスマートフォンやサイネージからリアルタイムで把握できるサービス「nomachi(ノマチ)」(以下、同サービス)を開発し、オフィスビルや商業施設、大学、病院への導入を目指し、2020年4月より本格的に販売を開始すると発表した。
オフィスビル周辺や商業施設内に点在するレストランやカフェなどでは、人が集中するランチタイムなどの混雑状況は、実際に店舗へ足を運ばなければわからないため、店舗へ赴いた利用者が長時間待たされることも珍しくない。
また、施設側にとっては、顧客が集中して混雑するため、満足にサービスを提供できない問題があった。
このような課題を解決するため、同社は、これまで培ってきた空間デザインのノウハウやIoT機器、情報処理技術を組み合わせて、同サービスを開発した。

「nomachi」の特長

同サービスでは、施設の机の裏側などにワイヤレスセンサーを設置し、取得したデータを元に混雑状況を判別し、スマートフォンやサイネージにリアルタイムで在席情報を表示できる。このため、施設に足を運ばずに混雑情報を把握でき、店を探す手間や店舗での待ち時間を削減できる。
なお、使用するセンサーは、安価で短時間で簡単に設置できるうえに、既存のサイネージを活用できるため、初期費用を抑えて導入できる。
さらに、利用者や設置場所に合わせて簡単にカスタマイズし、短納期でさまざまなサイネージデザインを提供するとともに、飲食店の情報を表示できるため、商業施設や飲食店への集客にもつながるとのこと。
(画像はニュースルームより)

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