竹中工務店など、「ゼロ次予防」に向けて「歩き方が綺麗になる職場づくり」を実施

綺麗な歩き方を継続して自分の足で歩き続ける

2019年12月9日、株式会社竹中工務店(以下、竹中工務店)と株式会社ジャパンヘルスケア(以下、ジャパンヘルスケア)は、ジャパンヘルスケアが開発した歩行可視化システム「ミラーウォーク(MIRROR WALK)」(以下、同システム)を活用し、「ゼロ次予防」に向けて「歩き方が綺麗になる職場づくり」を目指した共同実証を実施したと発表した。
2017年9月に首相官邸に安倍首相を議長とする「人生100年時代構想会議」が設置されるなど、長寿化が急激に進む一方で、いつまでも自分の足で歩き続けるためには、綺麗な歩き方を継続することが大事で、疲れの軽減や足腰の痛みの予防にもなると言われている。
このようななか、竹中工務店は、誰もが健やかで、心豊かに生きていける場所を築いていくことに取り組んでいるとのこと。

「歩き方が綺麗になる職場づくり」共同実証の概要

同システムは、利用者が数歩歩くだけで、3Dデータから歩行を解析し、歩き方を可視化・点数化するとともに、AIがその人に合った歩き方をシルエットと点数により教えてくれるシステムで、同システムにより、その場で自分自身の歩き方をチェックできる。
同共同実証では、竹中技術研究所(印西市)に勤務する職員40名が、オフィス内の主要動線に沿って設置した同システムを、3カ月の間、1日1回利用した。その結果、歩き方の評価項目である「姿勢」、「腕振り」、「足運び」の3項目のうち、いずれかの項目で80%の人に改善が見られた。
また、専門医が日々の歩行時の動画を確認して個別指導を実施したグループと個別指導をしないグループに分けて実施したところ、個別指導による上乗せ効果は確認できなかった。これは、各個人が自分の歩き方を自分自身でチェックし、継続することが大切であることを示唆しているとのこと。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社竹中工務店 プレスリリース
https://www.takenaka.co.jp/news/2019/12/02/index.html