デンソーテンが、クラウドサービス対応型ドライブレコーダーを開発

自分の目では見えない場所の映像を表示可能に

2019年10月18日株式会社デンソーテンは、クラウドサービスに対応したドライブレコーダーの開発を発表した。
これは、一般的なドライブレコーダーとは異なり、自分から見えない進行方向の先にある映像を必要に応じて映し出せるものである。
事故状況や道路状況などを事前に把握することができるため、ドライバーを危険から守ることが期待できる。

予め複数のカメラに接続し切り替え時間を短縮

システム概要としては、まずGPSを利用して自車(サービスを利用する車)の位置を特定把握しておく。
次に、自車の進行方向にある車両のドライブレコーダーや道路の定点カメラ画像を、クラウドセンターを介して収集しておく。
システムが運転手が見たいと思う映像を予測し、複数のカメラ映像を自車のドライブレコーダーに接続する。
これにより見たいと思う映像への切り替え時間の短縮が可能となり、かつ人の操作を不要としている。

車がクラウドサービスや5Gを利用することを想定

今後は、クラウドサービスに接続され必要な情報を得たり、第5世代通信(5G)などの高速通信が可能になることにより、多様なサービスが行われると考えられる。
なお、この製品での有効性が実証されれば、クラウドサービスを介した車の診断や、緊急通報、自動運転などが実現する可能性が期待できる。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

デンソーテンHP
https://www.denso-ten.com/jp/release/2019/10/20191018.html