凸版印刷とユニファ、保育園のIoT化で連携を強化

IoTやAIを活用して、保育業務の負担軽減や保育サービスの品質向上を実現

2019年9月27日、凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)とユニファ株式会社(以下、ユニファ)は、IoTやAIを活用して、保育業務の負担軽減や保育サービスの品質向上を図る「スマート保育園」(以下、同保育園)の実現を目指して、2017年10月より資本業務提携(以下、同業務提携)を締結し協業を進めてきたが、この度、さらなる連携強化のたに追加出資すると発表した。

同業務提携は、両社に、教材・遊具の販売など、幼児教育に関わる事業を展開する株式会社フレーベル館(以下、フレーベル館)とトッパン・フォームズ株式会社も加えた4社間で締結したものだ。さらに、2019年3月には、株式会社リクルートからキッズリー事業を承継するなど、経営面での連携も行ってきた。

なお、キッズリー事業とは、保育士の業務負担軽減と保護者とのコミュニケーションを深めるためのサービスで、「出欠・お迎え管理」機能、「連絡帳」機能、「個別連絡」機能などがある。

また、ユニファは、幼児のお昼寝を見守る「ルクミー午睡チェック」、子どもの表情や成長を記録し、保護者がオンライン上で購入できる写真/動画提供サービス「ルクミーフォト」、検温~記録が数秒でできる「ルクミー体温計」など、保育園向けのITサービスを提供している。

今後の事業展開の概要

短期的な連携では、フレーベル館をユニファのIoTプロダクトの総代理店とするとともに、他の代理店にも販路を広げ、IoTを活用して保育品質を向上していく。

また、中長期的な連携では、幼児向けのデジタル教育コンテンツや連絡帳と連動した個人別教育教材の開発、シート型生体センサーを用いた乳幼児のバイタルデータの取得や、トッパン・フォームズが構想しているデータ流通プラットフォームでの連携など、新サービスの開発を進めていく。

さらに、長期的には、トッパングループが保有する顧客基盤やメディア運営ノウハウを提供し、ユニファが保有する園児の記録データと保護者との顧客接点を活用して、新たな事業を共同開発するとしている。
(画像はプレスリリースより)

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凸版印刷 ニュースリリース
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