「買い物難民」や自力での通院が困難な「医療難民」が増加
2019年12月5日、アイシン精機株式会社（以下、アイシン精機）は、同社が開発した乗り合い送迎サービス「チョイソコ」（以下、同サービス）のシステムが、兵庫県域で車両販売を行うネッツトヨタ神戸株式会社（以下、ネッツトヨタ神戸）が兵庫県猪名川町（以下、同町）で推進する地域活性化活動に採用され、2020年度からの実証実験を目指すと発表した。
少子高齢化が進展するに伴い、加齢に伴う身体機能低下等のため運転免許証を返納した高齢者をはじめとする「買い物難民」や自力での通院が困難な「医療難民」が増加して社会問題となっている。
同サービスは、このような問題に対処するため、地域の人と医療機関や公共施設、フィットネス・スーパーマーケット等の施設を結ぶ移動を支援するサービスで、アイシン精機は、既に、2018年7月から愛知県豊明市内で実証実験を進めている。
実証実験の概要
同サービスでは、乗り合わせた複数利用者の目的地・到着時刻を専用システムにより計算し、目的地まで送る移動支援を行う。この際、地図上のルートの計算には、アイシン精機グループ内で培ったカーナビゲーションの技術を応用しているとのこと。
なお、同町は、同県の南東部阪神都市圏の北部に位置し、自然に囲まれて暮らす快適な住宅都市として発展してきたが、近年は人口減少が進み、一部は移動が困難な交通不便地域になりつつある。
（画像はアイシン精機公式ホームページより）
▼外部リンク
アイシン精機株式会社 ニュースリリース
https://www.aisin.co.jp/news/2019/012115.html
