温室効果ガス排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を目指すアサヒグループ
2019年12月23日、東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、東芝エネルギーシステムズ)は、アサヒグループホールディングス株式会社の独立研究子会社であるアサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社(以下、AQI社)向けに、CO2を分離回収し利用するためのCO2分離回収試験装置(以下、同装置)を納入したと発表した。
アサヒグループは、2050年までに、事業活動での温室効果ガス排出量をゼロとするカーボンニュートラルを目指しているとのこと。
このようななか、AQI社は、同装置で回収したCO2を、グループ各事業会社での食品や飲料へ利活用して、低コストのCO2分離回収システムをグループ内に導入するための検証を行うとしている。
CO2分離回収試験装置の概要
東芝エネルギーシステムズは、あらゆる排ガスに適用でき、かつCO2の回収規模を任意に設定できる化学吸収方式による燃焼後回収技術を採用している。なお、同方式で用いる水溶液は、低温時にはCO2を吸収し、高温時にはCO2を放出する特性がある。
また、同装置には、東芝エネルギーシステムズが独自に開発した高度洗浄処理技術を採用しているとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東芝エネルギーシステムズ株式会社 プレスリリース
https://www.toshiba-energy.com/info/info2019_1223.htm