三菱電機が、インバーター駆動用半導体を発売

白物家電の省エネに役立つ

2019年12月24日、三菱電機株式会社が、白物家電駆動用インバーターのパワー半導体モジュール新製品を2020年1月15日に発売すると発表した。
この製品は、すでに発売されている同社の「SLIMDIPTM」シリーズの新ラインナップとして加えられることとなる。
なお、この製品は白物家電の省エネ、騒音低減に役立つものである。

高速スイッチングなどが特長

この製品の特長はいくつかあるが、大きなものとしては3つある。
1つ目は、高速スイッチング対応の薄膜構造RC-IGBTを搭載し、電力損失を従来製品の約40%低減に成功したこと。
2つ目は、ノイズ低減で対策部品の削減が可能になったこと。
3つ目は、インバーター回路の高圧電源接続により、インバーター基板の回路を簡素化できたこと。
これらにより、インバーター機器の小型化、省エネが可能になる。

インバーター装置には、騒音低減と省エネが求められる

昨今、世界的に節電と環境保護が求められるようになっているが、冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの白物家電はモーターを使うため多くの電力を消費する。
同時に、モーターは騒音の元になることが多く、低減することが求められている。
本製品が、それらの製品に搭載されることで、省エネと騒音低減がより一層進められることが期待できる。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2019/1224.html