自然災害に強い住宅モデルをアメリカにて発表

日本の住宅技術を利用している

2020年1月6日、積水ハウス株式会社(以下、積水ハウス)、ウッドサイド・ホームズ社、ヘンリー・ウッド社が共同で自然災害に強い住宅の公開を行った。
公開はアメリカネバダ州ラスベガスで行われ、Chōwaという名のBUILDERコンセプトを利用した展示用住宅となる。
なお、積水ハウスの技術を利用しているが、アメリカでは見られない設計建築システムと技術によって造られている。

アメリカの住宅は自然災害に弱い?

今回アメリカで展示される住宅は、日本の住宅メーカーである積水ハウスの「シャーウッド」の柱と梁構造システムを利用している。
アメリカで一般的に利用されている工法があるが、自然災害に弱いとされており、住宅購入者が求めるものとはかけ離れたものであることが多くなっている。
シャーウッドの工法は、自然災害に強いだけでなく、工期が短くて済むというメリットがあり、加えて、東日本大震災での積水ハウスの施工住宅は全半壊ゼロという実績が認められたものである。
アメリカの自然災害による被害の大きさと、求められるものが合致した結果といえる。

アメリカでの自然災害被害額は深刻

日本でも台風などによる被害が起きているが、アメリカでは過去2年間だけでも自然災害による被害で、約2,200億ドル、日本円にして約25兆円を政府が支出している。
アメリカでも、日本同様に自然災害に強い家が求められており、古来の住み心地の良さを残しつつ自然災害に強い住宅を建てることが必要であるといえる。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

積水ハウス
https://www.sekisuihouse.co.jp/