生活リズムの確保に役立つ
2020年1月9日、パナソニック株式会社ライフソリューションズ社は、「リズムサポート照明システム」の実証実験結果が確認されたと発表した。
高齢者福祉施設にて実証実験を行い、日中と夜間で調光調色をコントロールした結果、入居者と夜勤スタッフの負担が軽減されることが判明した。
共用部分の照明リズムを管理
このシステムは、調光調色可能なLED照明器具と制御システムで構成され、照明の明るさ、色を1日の自然光パターンに合わせスケジューリングするものである。
このスケジューリングされた照明パターンにより、高齢者施設のデイルームや食堂など自然の光が入りにくい共用部分にて運用された。
これにより、天候に左右されず、明るすぎず、暗すぎない、時間に合わせた明るさや色彩にすることでストレスを低減することが可能となった。
人間は光によって生活リズムを整えている
以前から知られていることであるが、人間は朝日を浴びることで目覚め、夜になり暗くなることで眠くなるという生活リズムを持っている。
このリズムを整えるのには光が関係しており、体内時計のリセットに役立っている。
この光の強さや色調が崩れ、日中に暗い光、夜間はまぶしい人工の光を浴びることで、生活リズムが狂い、ストレスを感じることになる場合がある。
今回の実験でも、夜間における入居者の睡眠状況や、夜勤スタッフのストレスが改善している結果となっており、システムの有効性が確認されている。
(画像はプレスリリースより)
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パナソニック
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