【新製品】高粘度溶解とダマの解砕が可能な攪拌羽根「テレコルタ」新発売!

Mixing Vision 2019で披露した攪拌羽根が正式発売!

高速攪拌機メーカーのプライミクス株式会社(本社:兵庫県淡路市、代表取締役社長:古市尚)は、新しい攪拌羽根「テレコルタ」(本体 ラボ・リューション(R))の販売を開始いたしました。※特許出願中

テレコルタは、ホモディスパーと同等の分散力を持ちながら、羽根をプロペラ形状とすることで強い液流を生み出し、より高粘度物の処理に対応する攪拌羽根です。羽根の先端を折り曲げた主翼で強い分散力を発揮し、主翼より少し径の大きい副翼で泡の巻き込みを軽減します。

■特長
・レヴィアスタア(R)の強い液流とホモディスパーの強い分散力を併せ持ち、高粘度処理物における分散、溶解に効果を発揮します。
・粉体の引き込みが良くダマをつぶす力も強いため、短時間で粉体を投入することが可能です。
【用途】高粘度の増粘剤溶解など(CMC 2%、カルボマー 2%)
・ホモディスパーと同等の分散力があり混合力も強いため、高粘度処理が可能です。
【用途】高粘度カーボンブラックの分散など(参考粘度~10,000cP)
・各種攪拌機の羽根として使用可能です。

開発ストーリー

CIP対応溶解槽ミキシレータ(R)は高粘度用の交換用攪拌羽根としてレヴィアスタア(R)を使用しています。レヴィアスタア(R)は効率よく液流を作るためせん断力がかかりにくく、ダマをつぶすのは時間がかかります。そこで、ホモディスパーと同等のせん断力とレヴィアスタア(R)の様な強い液流をあわせ持った攪拌羽根を開発することになりました。
当社で技術蓄積されてきたCFD(数値流体力学)解析を用いて羽根形状の最適化を行いましたが、実際に羽根を試作し運転してみると予想していた性能が出ません。どうも泡を巻き込んで性能が落ちているようなのですが、CFDでは泡の解析はできず、実際に羽根を試作して運転してみるしか確認方法がありません。そこで金切りばさみで羽根を切ったり、万力で羽根の折り曲げ角度を変えたりして、いく通りもの組み合わせで繰り返しテスト運転を行った結果、泡の巻き込みを改善した現在の形状が完成しました。
当初はミキシレータ(R)の交換用攪拌羽根としてだけの販売を行う予定でしたが、「いい羽根ができたのでミキシレータ(R)用だけではもったいない!」と話が持ちあがり、ラボ・リューション(R)用攪拌部からの販売スタートとなりました。

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プライミクス株式会社

▼掲載元リンク

PRIMIX
http://www.primix.jp/news/shinko/202003_01.html