オルトメディコ あいち小児保健医療総合センターにて特定臨床研究を開始

EPA・DHAによる抗アレルギー作用

乳幼児に発症する食物アレルギーは、その後、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などを発症するリスクが高いと言われているが、未だに食物アレルギーの治療薬は見つかっていない。n-3系多価不飽和脂肪酸とも呼ばれるエイコサペンタエン酸 (EPA) やドコサヘキサエン酸 (DHA) は、抗アレルギー作用が示唆されており、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に対する治療補助に有用であることが報告されているものの、現状では食物アレルギーに対する効果は検証されていない。

株式会社オルトメディコ、あいち小児保健医療総合センター、株式会社ノーベルの三者共同研究を実施

そこで、EPA・DHA含有食品の摂取が、食物アレルギー児のアレルギー症状に及ぼす影響を探索的に評価する特定臨床研究を実施することとした。本研究はあいち小児保健医療総合センター (愛知県大府市) にて実施される。対象者は、鶏卵アレルギーを有する3歳以上10歳未満の小児であり、株式会社ノーベル (岐阜県笠松町) が提供するEPA・DHA含有乳酸菌飲料 (「のむDHA+EPA900」; 1本当たりDHA 720 mg、EPA 180 mg含有) を3か月間、1日1本摂取させ、食物アレルギーの緩和が確認されるか検証する。
本研究結果が食物アレルギーの治療薬開発の一助となることを期待している。
臨床研究実施計画番号: jRCTs031190192
(画像はプレスリリースより)

▼J-GoodTech 企業ページ

株式会社オルトメディコ

▼掲載元リンク

株式会社 オルトメディコPress Release
https://www.orthomedico.jp/pdf/20200315.pdf