XPAND株式会社(東京都中央区銀座、代表取締役社長 南木 徹)は、空間リンク「XPANDコード」を活用したプライバシーソリューション「XPANDデクラレーション」を3月に発表しました。
このXPANDデクラレーションに対応したTシャツを、欧州の大手クラウドファンディングサイト「KissKissBankBank」で、4月26日に販売開始しました。このTシャツをXPANDコード対応リーダーで読み取ると「Don’t Upload Me」(私をアップロードしないで)という「宣言」を見ることができます。APIも提供しますので、SNSや検索エンジンなどが本ソリューションに対応すると、サービス側で「宣言」を含んだ写真のアップロードを禁止したり、写真を自動加工する、といったことも可能になります。
1.XPANDデクラレーション
自分が写った写真がひとたびネット上に流れ始めたら、自分でコントロールすることはできません。特に、子供の写真を無断でアップロードされるのは頭の痛い問題です。「XPANDデクラレーション」は、自分が写った写真がどのように扱われるべきかについて、写真の中からでも宣言できる、新しい仕組みです。
プライバシーに対して高い問題意識を持つ欧州からの提案により産まれたサービスです。これに対応する商品の第一弾として、3月にTシャツを発表しています。そして4月26日より、子供用サイズを追加、対応カラーも14色から15色に拡大しました。併せて「発祥の地」である欧州へ訴求するため、欧州最大のクラウドファンディングプラットフォームのひとつである「KissKissBankBank」(フランス)にて、このTシャツの販売を開始しました。
2.「The First Edition」Tシャツ
「The First Edition」Tシャツは、XPANDデクラレーション対応製品第1号です。Tシャツの袖に印刷された「XPANDコード」を対応アプリで読み取ると「Don’t Upload Me」(私をアップロードしないで)という「宣言」を見ることができます。Tシャツを直接読み取るだけでなく、その人物が写った写真や映像の中のXPANDコードも読み取ることができます(※)。現時点では「Don’t Upload Me」のみのリリースですが、今後は利用者のフィードバックを参考にしながら、宣言を追加していく予定です。
※大きさなど、写りこんだ条件によって、読取り率は異なります3.リリース時点の機能と今後目指すこと
(1)リリース時点の機能
リリース時点(商品出荷時点;7月開始予定)では、次の2つの機能を提供します。
・スマートフォンでの読取り
・サーバー間通信による宣言の通知(2)今後目指すこと
AIで写真や映像の中のXPANDコードを識別し、読取り、宣言に応じて肖像を自動加工することは、多くのICT企業にとって、難しいことではありません。当社では、こんな状況の実現を目指し、働きかけを行っていきます。
・最も進んだSNS – 「Don’t Upload Me」の宣言を含む写真をアップロードしようとすると、警告が表示される。
・最も進んだ検索サイト – 「Don’t Upload Me」の宣言を含む写真は検索結果に表示されず、キャッシュも削除される。
・最も進んだスマートフォン – 「Don’t Upload Me」の宣言を含む人物を撮影しようとすると、警告が表示される。
・最も進んだカメラ – 「Don’t Upload Me」の宣言を含む人物を撮影しようとすると、その人物にボカシがかかる。
・最も進んだ画像処理ソフト – 「コンテンツに応じる」塗りつぶしコマンドで、「Don’t Upload Me」の宣言を含む人物が自動的に消される。4.KissKissBankBankでの販売概要
支援に対して5種類のリワード(返礼品)を用意し、これらを組み合わせた6つのパックを用意しています。
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公共交通サインの多言語化・個別最適化といった課題解決のために産まれたのが「XPANDコード」。「第3のバーコード」(日刊工業新聞)として注目されています。
詳細はこちら政府・東京都・JETRO等から相次ぎ選ばれ、2019年後半から欧州・中国・ASEANと国内を巡回する「ユーラシアツアー」を実施。国内外での活用に取り組んでいます。
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(画像はプレスリリースより)
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