コロナ渦でも好調な大型鍛造品の海外調達

鉄源の需給逼迫が後押し

広島県に本社を置く、特殊鋼流通の深江特殊鋼では大型鍛造品の海外調達が好調だ。
国内鉄鋼メーカーは自動車はじめ建設機械や産業機械など主要分野で需要が回復しているため、1―3月期に続き、4―6月期も生産が高水準となる見通しだ。
これを受け、鍛造母材の供給も逼迫している。
鉄スクラップの高騰もあり、国内鍛造品の価格も上昇している。

コストダウンはもちろん、柔軟な納期対応に魅力

深江特殊鋼では20年以上前から大型鍛造品の海外調達を開始しており、独自のルートを確立。
海外調達で懸念される納期についても、現地コーディネーターとの密接なやり取りにより国内調達よりむしろ短納期対応出来ているという。
主な納入先は産業機械、造船関連等。
大型鍛造メーカーが国内では減少傾向にある中、今後益々の受注拡大を目指す。

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深江特殊鋼株式会社