アイシン精機、岐阜県各務原市で乗り合い送迎サービス「チョイソコ」の運行開始

高齢者などの健康維持・増進を目指した移動支援サービス

2020年2月12日、アイシン精機株式会社は、乗り合い送迎サービス「チョイソコ」(以下、同送迎サービス)の実証実験を、岐阜県各務原市で2020年10月から実施すると発表した。
少子高齢化が進展し、運転免許証を返納する高齢ドライバーが増加するなどで、自力で外出すことが困難となる「買い物難民」や「医療難民」などの増加が社会問題となっている。
このようななか、同社は、豊明市と共同で、同送迎サービスの実証実験を2018年7月より開始し、本格的な運行を、2019年4月から開始している。
同送迎サービスは、複数の利用者の目的地・到着時刻を専用システムにより計算し、目的地まで効率的に送迎するデマンド型交通だ。地図上のルートの計算には、同社グループ内で培ったカーナビゲーションの技術を応用しているとのこと。

各務原市の公共交通機関への取り組み

各務原市では、自治体が運営する公共交通機関として、すでに、「ふれあいバス」や「ふれあいタクシー」などのデマンド型交通を導入している。しかしながら、大型車両が通行できないエリアでは、生活の足を確保するうえで不十分であった。
そこで、同市では、タクシー業者や地域企業の協力を得ながら、2020年10月に同市内の鵜沼南エリアから同送迎サービスの運行を開始することとなった。
なお、運転手の効率的な確保やスポンサー制による資金運用など、同送迎サービスの特長を活かした持続可能なサービスを拡充していくとのこと。
(画像はアイシン精機株式会社公式ホームページより)

▼外部リンク

アイシン精機株式会社 ニュースリリース
https://www.aisin.co.jp/news/2020/012150.html