NECが共同で、製造業での5G検証を実施

ハイブリッド5Gという考え方

2019年11月19日、日本電気株式会社と三菱電機株式会社は共同で、ローカル5Gと公衆網5Gの両方を活用するハイブリッド方式を用いた実証実験を行うと発表した。
製造業である両社の知見を活かすことで、FA技術とITが融合した効率的な運用が可能になると考えられる。
なお、この検証に関して、11月27日から東京ビッグサイトで開催される「IIFES2019」の三菱電機ブースで、動画等を出展する。

ハイブリッド5Gの活用例として

ローカル5Gでは、工場内に多数配置されている無人搬送車や機械を効率よく動かすことが可能となり、ロボット化が進むため多くの人を必要としない体制ができる。
公衆網5Gでは、各工場や関連企業間の通信網が統一され、需要の変化に対して臨機応変に対応することが可能になる。
5Gという高速通信網を有効活用し、生産管理から市場需要の変化までをも最適化しようと言うものである。

将来の労働力不足問題に対応

5Gという高速通信網を使い、製造業の生産をより効率化しようと言うものであるが、労働者が要らなくなるのではないか?という不安が生じる。
しかし、この心配とは逆に、少子高齢化が加速することにより将来は深刻な労働力不足に陥ることが予想されている。
今から効率化を検証し実現しておけば、労働力不足に陥っても生産性を維持できる効果があると、考えられているからである。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

NEC
https://jpn.nec.com/press/201911/20191119_01.html