きもの専門店「むらたや」(本社:島根県益田市、代表取締役社長:村上 徹)は、島根生まれの新素材繊維を使った生地と日本の伝統工芸「江戸小紋®」の染色技術をコラボした新感覚のレディースバッグブランド『K-iwami®』を開発いたしました。
この度、2019年11月1日(金)よりセレクトショップ「匠の箱」にて『K-iwami®』コレクションの『極み』シリーズの販売を開始いたします。
匠の箱:https://www.1no1.jp/contents/site/index.php
むらたや k-iwami(きわみ)事業部:https://k-iwami.com
島根発、日本の伝統技術と匠の技を集めた新しいかたちのファッションが誕生
近年、日本では少子高齢化がもたらす伝統工芸技術保持者の減少により、深刻な伝統工芸の衰退が社会問題となっています。
明治23年の創業から100年以上、島根県益田市できもの専門店を営む「むらたや」は、過疎が進み呉服の需要が急激に縮小し、また都会でも若い人の“きもの離れ”の状況が進むなか、島根にある伝統素材と日本の工藝技術の素晴らしさを知ってもらいたいという想いから5年という歳月をかけて伝統工藝と職人技を生かした新感覚レディースバッグブランド『K-iwami®』を開発しました。
『K-iwami®』は、驚くほど軽く摩擦に強い島根の天然紙繊維「神の糸®」と江戸時代から伝わる伝統工藝「江戸小紋®」の染色技法を生かしたハンドバッグ、ショルダーバッグ、トートバッグ、日本古来からある物の形を参考に、新しくデザインをした各ショルダーポーチ(3タイプ)などのラインナップで2019年4月から製造事業を開始しました。
この度、『K-iwami®』コレクションの中から、日本三大瓦のひとつ島根石見の「石州瓦」をおしゃれなチャームとして起用した普段使いに便利な「極み」シリーズ(ハンドバッグ、トートバッグ、シルダーバッグ・各ショルダーポーチ(3形))をセレクトショップ 「匠の箱」にて11月1日(金)から取り扱いを開始します。 2020年に向けて諸外国から日本文化に注目が高まっているこの機会に、日本のおもてなしの技術が集結した島根生まれの新しいバッグが伝統工藝の素晴らしさを発信する一躍を担う存在となり、きもの産業の活性化はもちろん、新しい形としてグローバル化へと繋がることが期待されています。
K-iwamiの3つのこだわり
1.島根・石見らしいデザイン
ポーチのデザインは、舟形、小槌形、勾玉形、と日本らしさにこだわりました。島根県益田市生まれの鴨島大はまぐりは良縁を表すとされ、ご縁を呼び持つ人の魅力も高まります。
「極み」のバッグのチャームには、クールジャパン製品として認定された日本三大瓦のひとつ「石州瓦」を職人技でハート形やハマグリ形など5種類のおしゃれなチャームに仕上げられています。
また、商品タグや糸には、「石州和紙」(重要無形文化財、伝統工芸品、ユネスコ無形文化遺産認定)をあしらい島根、そして島根県西部の石見の良さを詰め込まれています。
2.超軽量!島根生まれの優しいエコロジー新素材
天然紙繊維「神ノ糸®」は、見た目の印象を裏切るほどの軽さを誇ります。出雲の紡績会社で、伝統技術をもとに最先端技術で開発された超軽量糸を織り込んだ、唯一島根だけで生産されている布地です。軽くて摩擦にも強く、また水や紫外線にも強いため耐久性が高く長く使用することができます。
また、焼却しても有害物質が発生しない、環境に優しい天然の新素材で、芯材などの各部材も天然のものにこだわり質の高さと優しさに配慮されています。
「神ノ糸®」は、繊維に関する技術について、優秀な研究、発明または開発を行い、繊維工業の発展に貢献した個人またはグループに贈られる社団法人・繊維学会の「技術賞」を平成21年に受賞しています。(※天然紙糸JO+(オ―ジョ)の製品・市場開発として。)
3.江戸の粋な美のセンスが光る伝統的な染めの技術
大松染工場 伝統工芸士 中條 隆一氏
絹ではないこの新素材に豊かな表情を与えるのは、江戸時代から伝わる「江戸小紋®」の染の技法。黄綬褒章受章の伝統工芸士・中條隆一氏(東京・墨田区 大松染工場)の手によって染め上げられています。細かなその柄は、遠目では無地でも、近くで見るときめ細やかな模様が楽しめる江戸の人々の粋な美意識が生きています。
■会社概要
株式会社むらたや
代表取締役:村上 徹
所在地:島根県益田市駅前町11 11−16
電話:0856-22-0098(受付:10 00-18 00)
休日:日曜日
URL: https://www.kimono-murataya.com
▼J-GoodTech 企業ページ
株式会社むらたや
〒698-0024 島根県益田市駅前町11-16