凸版印刷、調光フィルムをコンビニエンスストア「NewDays」で活用実験

スイッチひとつで透明と不透明を瞬時に切り替え

2020年1月27日、凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)は、コンビニエンスストア「NewDays」東戸塚店(以下、同店)のイートインスペースにおいて、調光フィルム「LC MAGIC(エルシー マジック)」(以下、同フィルム)を活用し、プライバシー確保による集客効果を検証するため、実証実験を実施すると発表した。
近年は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどにおいて、イートインスペースの設置を検討する店舗が増えている。
このようななか、イートインスペースの窓ガラスに、スイッチひとつで透明と不透明を瞬時に切り替えられる同フィルムを設置し、利用状況の変化を調査することとなった。なお、実証実験は、2020年1月24日~3月24日の期間に実施する予定だ。
また、凸版印刷は、同実証実験の結果を踏まえ、既に提供しているオフィスやインテリア業界とともに、流通・サービス業界への利用拡大を目指すとしている。

「LC MAGIC」の特長

凸版印刷が2016年6月より提供している同フィルムは、通電すると透明になる「ノーマルモード」と、通電時に不透明な「リバースモード」があり、「リバースモード」は、透明状態で電気を使用しないため、透明での使用時間が長い場所での活用に適している。
また、同フィルムは、ガラスへ簡単に後貼り施工でき、窓の寸法や形状に応じて、丸型や変型など自由な形状にカットできるため、設置するための大きな工事は不要だ。

「LC MAGIC」のさまざまな活用例

イートインスペース、カフェや路面店などにおいて、窓際の席や隣の席へのプライバシーを確保するために、利用シーンに合わせて、同フィルムの透明/不透明を利用者が簡単に切り替えることが可能だ。
また、ロールカーテンやブラインドを使用している窓に同フィルム活用することで、開店/閉店時や日よけのための開閉作業を、スイッチひとつで瞬時に行える。
さらに、通常は透明な窓やパーテーションに貼った同フィルムを不透明にすることで、広告サイネージスクリーンに切り替えることができる。
(画像は凸版印刷株式会社 ニュースルームより)

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凸版印刷株式会社 ニュースルーム
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