第41回日本認知症学会学術集会/第37回日本老年精神医学会 [合同開催] にて、継続的な舌トレーニングが、老人福祉施設入居者 (認知症患者) の舌圧を向上させる結果を発表しました

第41回日本認知症学会学術集会/第37回日本老年精神医学会 [合同開催] にて、舌トレーニングに関する共同研究結果について発表

第41回日本認知症学会学術集会/第37回日本老年精神医学会 [合同開催] において、医療法人社団新聖会 (理事長 浜島拓也、以降 新聖会) と株式会社オルトメディコ (東京都文京区、代表取締役 社長 山本和雄、以降 弊社) は舌トレーニングに関する共同研究結果についてポスター発表しました。

【学会情報】
・名称: 第41回日本認知症学会学術集会/第37回日本老年精神医学会 [合同開催]
・会期: [現地開催・ライブ配信] 2022年11月25日 (金) ・26日 (土) ・27日 (日) , [オンデマンド配信] 2022年12月1日 (木) 正午~21日 (水) 正午
・会場: 東京国際フォーラム
・演題名: 「継続的な舌トレーニングは老人福祉施設入居者 (認知症患者) の舌圧を向上させる」
・著者: 馬場亜沙美1)、柴田宏美2)、鈴木直子1)、山本和雄1)、浜島拓也2)
1)株式会社オルトメディコ, 2)医療法人社団 新聖会

継続的な舌トレーニングが、嚥下機能の維持・向上に加え、認知機能の低下抑制に寄与する可能性を示唆

本研究は、新聖会が口腔ケアを担当する老人福祉施設 (GH) の65歳以上の入居者を対象に、定期的な口腔機能改善プログラムの実施が、GHに入居する認知症患者の口腔機能に及ぼす影響を調査することを目的に、2019年12月~2020年10月の間に行われました。介入群は口腔ケア (歯磨き、舌の清掃、口腔内マッサージ) と舌トレーニング (ペコぱんだ)、対照群は口腔ケアのみとして、12週間介入し、測定は舌圧評価、反復唾液嚥下テスト、オーラルディアドコキネシス (ODK)、自覚する口腔機能評価が行われました。その結果、介入群は対照群より、舌圧は介入4週以降において有意に高値、ODKの「パ」と「タ」は介入12週間後に有意に高値を示しました。舌圧、ODKの「パ」と「タ」は認知機能の低下やサルコペニアとの関連が示唆されており、ペコぱんだの使用は嚥下機能を維持・向上させるだけでなく、認知機能の低下抑制に寄与すると考えられます。(臨床研究実施計画番号: JRCTs 032190193)

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