全方位の間取りと自己位置をすばやく正確に認識
2020年2月10日、パナソニック株式会社は、レーザーセンサーを使用した空間認識技術「レーザーSLAM」(以下、同認識技術)を搭載したロボット掃除機「RULO MC-RSF1000」(以下、同製品)を、3月下旬に発売すると発表した。
同社が30~40代既婚者を対象として2019年7月に実施したWEB調査によると、ロボット掃除機に対する関心が高いものの、普及率は約7%と低い現状だ。その原因として、「掃除前の片付けが面倒」「きちんと掃除してくれるか」「ゴミの取り残し」などの不安が多く挙げられている。
このようななか、同社は、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)と連携し、同認識技術を含む、fuRo Technologyを搭載したコンセプトモデルを開発した。
ロボット掃除機「RULO」の特長
同製品は、同認識技術を利用して、1秒間に10回転・360度全方位(半径8m)を照射して間取り・床にあるものや動くものなどの部屋の環境をすばやく正確に認識・学習し、精度の高い地図を構築するとともに自己位置を認識する。
これにより、掃除プランを立て、高性能な自動走行技術と障害物回避技術で、走行エリアごとにラウンド&ルート走行で効率よく丁寧に掃除する。
また、走行時に段差(高さ最大25mm)やラグなどの障害物があった場合には、フロント3Dセンサーで検知し、自動的にタイヤユニットを押し出して本体を持ち上げスムーズに乗り越えることで、走行可能な範囲が広がった。
さらに、「Google アシスタント」を搭載したスマートスピーカー、スマートディスプレイに対応して音声操作ができる一方で、指示することなく、レーザーセンサーで人の足の動きを認識して一定距離を保ちながらついていくことで、任意の場所を掃除させることができるotomo機能も追加された。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
パナソニック株式会社 プレスリリース
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