日立と日立ビルシステム、人流予測型エレベーター運行管理システムを開発

複数台のエレベーターを効率的に運行し、ビル内を快適に移動

2019年10月8日、株式会社日立製作所(以下、日立)と、株式会社日立ビルシステム(以下、日立ビルシステム)は、複数台のエレベーターの効率的な運行を実現する人流予測型エレベーター運行管理システム「FI-700」(以下、同システム)を開発したと発表した。
大規模な複合ビルなどでは、複数のエレベーターを効率よく配車するための運行管理システムが必要となる。
このようななか、両社は、AIやIoTをはじめとする最先端のデジタル技術を活用し、安全・安心・快適な昇降機や、都市空間におけるさまざまな課題解決に貢献するサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。

エレベーター運行管理システム「FI-700」の概要

同システムでは、各階でのエレベーターの呼びの発生タイミングや乗降者数などの過去の膨大な運行データをAIで解析し、混雑が予想される階を予測して集中的に配車するなど、効率的に運行する。
また、出社時間帯など利用者が集中する朝のエントランス階で自動的にエレベーターの呼びを登録する「自動登録運転」や、かご内カメラの映像から満員に近いと判断される場合は途中階を通過させる「満員時通過運転」など、多様な運転モードを用意している。
(画像は日立公式ホームページより)

▼外部リンク

日立 ニュースリリース
https://www.hitachi.co.jp/