インドネシアで井戸水の生活用水向け「セントラル水浄化機器」事業に参入

上水道の普及率が低いインドネシア

2020年2月6日、パナソニック エコシステムズ株式会社は、インドネシアにおいて、井戸水を浄化する「セントラル水浄化機器」(以下、同製品)の販売を、2020年4月より開始すると発表した。
同国は、上水道の普及率が低いため、ウォーターポンプを用いてくみ上げた井戸水を生活用水として広く利用している。しかしながら、井戸水には、鉄分や濁りなどが含まれていることが多く、井戸水で洗濯した衣類が鉄分の影響で変色することや、浴槽や便器が汚れるなどの問題があり、きれいな生活用水が望まれている。
このような課題に対処するため、同社は、これまで除去が難しかった鉄分も除去する同製品を開発した。
なお、同社は、1988年に、National(現Panasonic)ブランドのウォーターポンプの生産を開始し、順次、住環境や生活スタイルに対応した新製品を開発するとともに、アジア諸国や中東など、グローバルに展開している。
今後は、同製品とウォーターポンプ事業との相乗効果を発揮し、同国のさらなる生活向上に貢献するとしている。

セントラル水浄化機器の特長

同製品は、前処理部で同社独自の高速酸化処理により、これまで除去が難しかった井戸水のイオン状鉄分を粒状に変質させ、ろ過部で濁りとともに除去し、きれいな生活用水として供給できる。
また、高速酸化処理方式を採用したろ過部でろ過することにより、従来の砂ろ過方式と比べて機器が小型化・低価格化された。
さらに、ユーザーが、ろ過部のフィルターを1日1回洗浄する簡単なメンテナンス作業を行うことで、フィルター性能が長期間維持されるため、フィルター交換が5年間不要となり、低ランニングコストを実現した。
(画像はプレスリリースより)

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パナソニック エコシステムズ株式会社 プレスリリース
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